2011.4.30.

ピンポーンと玄関のベルがなったので、出てみると、インド人みたいなおっさんが立っている。「なんですか?」と聞くと、すごい早口で、安いから買ってくれ、というようなことをいっているのだけど、何を売っているのかわからない。「本当に、スゴク安いヨ。ジョウダンみたいだヨ」というので「いくらですか?」と聞いたら、「じゃあ、負けたヨ。30円」という。

安いなあ、と思って「じゃあ、お金取ってくるから一つください」といって、お財布を持ってもどったら、おっさんが下げていたカゴからキングコブラを一匹取り出して「ありがとゴザイマース」といっている。あんなもの買ったら大変だ、と思ったので「すいません、今、お金がなくて」といったら「30円ないわけないヨ」といって、なかなかゆずらない。

「じゃあ、負けたヨ。30円でもう二匹つけるヨ」というので、これで買ったら大変なことになる、と思って「Time is money」といった。そうしたら、おっさんが急にソワソワしだして「あ、そうネ。ゴメンネ。これお詫びネ」といって、キングコブラを一匹置いて、さぁっと行ってしまった。家にキングコブラがいても困るので、「つまらないものですが」といって、お隣さんに持っていったのだけど、なんだか悪い気がしたので、回数券の領収書をわたして、キングコブラは持って帰ってきた。今日、ぐっすり眠れるか、心配。


もどる