2009.12.30.

知らないうちにぼくの誕生日が過ぎていた。このままではプレゼントがもらえないと思って、急いで友達に電話をして「27日は誕生日だったのだけど」というと「過ぎてるね」ともっともな返事。

それでもがんばって「過ぎたけどプレゼントが欲しいことに変わりはない」というと「そう思って、今送ったよ」という。案外素直だな、と思っていたら、いつもと違う宅急便のおっさんが来たので、早いなあ、と感心していたら、おっさんがどんどん家に上がりこんでくる。

「あの、荷物だけ置いてくださったら、帰っていただいてもいいですよ」というと「いやあ、私がプレゼントなんですよ」といって、おっさんが笑っている。大変だ、と思って友達に電話をしようと思ったら、おっさんがしきりに自分を指差している。よく見てみると、おっさんはサンタクロースだったので、二人で大笑いをして、紅茶と残っていたクリスマスケーキを食べた。


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