2009.4.31.
新しい絵本に取り組んだのはいいのだけど、絵本以外のことができなくて困ったな、と思っていたら、公園のフリーマーケットで熟睡ロボットというものが売っていた。売っていたおっさんも「忙しくて寝る暇もない人にはうってつけだよ」というので買うことにした(実は寝る暇はある)。
しばらく絵本の絵を描いていたら疲れたので、熟睡ロボットのスイッチを押したら、しばらく歩き回った後で「それではおやすみなさい」といって、寝てしまった。あんまり気持ちよさそうに寝ているものだから、ずるいと思って、つねったり、こずいたりしてみたけど、一向に起きない。なんだか使い方がわからないな、と思って、公園に行ったら、フリーマーケットがちょうど終わる頃で、おっさんも帰るところ。
ぼくが呼び止めたら急に走りだしたので、あわててつかまえて「使い方を教えてほしいだけなんです」といったら「なんだ、先にいってくれよ。あれは全自動だから何もしなくていいんだ」という。なんとなく納得して家に帰ってら、熟睡ロボットの気持ちよさそうな寝顔を見てちょっと優しい気持ちになったので、まあ、買ってよかったと思った。
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