2008.11.8.

今日は髪を切ってさっぱりしたので、気分よく歩いていたら、ブロンドのきれいな女の人が話しかけてきたので、ますます気分がよくなった。なんだろう、と思ったら、フランス語で「写真いいですか」と言う。

写真に写るんなら、なおさら髪を切っておいてよかった、と思っていたら、シャッターのボタンをおして欲しい、とのこと。「カメラが旧式なんですが」と言うので、「問題ないですよ」と答えたのだけど、ピントを合わせたりするのが面倒くさそうだな、と思っていたら、もっと断然古くて十九世紀に作られた「ダゲレオなんとか」というカメラだった。

女の人がポーズをとりながら「私はこのまま三十分はじっとしていないといけません」と言って、ぴたっと止まる。すると、どんぐりみたいなチビがたくさん集まってきて、女の人の近くでだるまさんがころんだを始めた。それでも、女の人がちっとも動かないので「すごいね、すごいね」とチビ達が女の人のまわりで感心している、いい写真が撮れた。


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