2008.10.31.
今日はラクダの丸焼きでも食べよう、と思って、砂漠に行った。うまく飛行機がつかまって砂漠に着いたのはいいものの、やたらと広い。近くにラクダも見当たらなかったから、ペットボトルの水だけ一本買って歩いてみることにした。
かなり歩いても誰もいなくて砂ばかり続いているので、不安になってきたのだけど、おかげで水がとてもおいしい。こんなにおいしい水ってないな、と思っていたら、ついにラクダを連れた商人がいた。思いきって「そのラクダが食べたいのですけど」と言うと、商人が「ではまずラクダの丸焼き機がいりますね」という。
たしかにそうだけどあいまいに断っていたら「レンタルでもいいですよ」と言うので、そうしてもらったら、ラクダが「実は商人は私で、その人間は召使なのです」と言う。「罠か!」と思ったあとで、ラクダの丸焼き機の説明書を見たら、チャイに最適と書いてあるので、チャイをわかして飲んだ。それがさっきの水以上においしかったから、砂漠に来たかいがあったと思った。
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