2008.3.9.

お風呂わきの砂浜がボッコリくりぬかれていたな、と思いながら一階でコーヒー牛乳を飲んでいたら「どうも、どうも」と言って砂人間が部屋に入ってきた。コーヒー牛乳を飲んでいるところだったので、目だけであいさつをしたら、手に何か持っている。

「一緒にどうです」と言われて、見ると、ワラビ餅だった。ワラビ餅は大好きな上に(特に黒蜜)、砂人間がどうやってワラビ餅を食べるかどうかが見たかったので、一緒にいただくことにした。そうしたらワラビ餅を口に運んでいた砂人間が慌てている。

かまわずワラビ餅を口に運んでいたのだけど、しきりに「きな粉と間違えて自分の歯を飲み込んじゃった、どうしよう、どうしよう」と言ってぼくをちらちら見る。しょうがないので、砂人間の口に手を突っ込んだら、すぐに何かが手に当たった。引っ張り出してみたら、すごく懐かしいプラスチックのシャベルが出てきた。ワラビ餅もおいしかったし、とてもいい一日。


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