2007.10.4.
友人Oにベイビーが生まれたというので見に行った。とてもかわいいベイビーだったから、名前を聞いたら、予定より早く生まれたのでまだ決まってないとのこと。その上、せっかくだからいい名前を考えてよ、と言われた。
「そうだね、何がいいかな」と言ったのだけど、いいのが思い浮かばなかったので考えているふりをして窓の外を眺めていたら、木の枝に赤いカニみたいのがくっついていた。あんなところでカニが何をしているのかと思ってよく見てみると、こちらに手をふって何やら口をパクパク動かしている。
何を言ってるのかがはっきりとわからなかったのだけど「ア・リ・エ・ル」と言っているようだったので、ぼくもカニに向かって「ア・リ・エ・ル?」と口パクをしたら、カニが満足そうにうなづいている。そこでOに「ベイビーの名前にアリエルはどう?」と聞いたら、意外にまんざらでもない様子。もしそうなったら、名付け親はあのカニになるのだから、あのカニもがんばって木に登ったかいがあるな、と思った。
→ もどる