2011.7.9.

今日は海にでも行ってみようと思って、電車をのりついで砂浜に出た。日差しが強くて暑いけど、はだしで波うちぎわを歩くのは気持ちいいので、とぼとぼ歩いていたら、海の家みたいなのがあった。「氷あります」と書いてあるので、これはいいと思って中に入って、いちごミルクを頼む。

そうしたら、海の家のばあちゃんがおいしそうな氷を作ってくれたのだけど、運んできたのが小さなペンギンだった。ありがとう、といって、氷をぱくぱく食べていたのだけど、下を見たらペンギンがうらやましそうにこっちを見ている。しょうがないな、と思って「よかったら一口どうぞ」といったら、ペンギンがうれしそうにチョンチョンとカキ氷を食べて、よちよち店の奥に帰っていった。

喜んでくれてよかった、と思って、また氷をスプーンで崩して食べていたら、店の奥からペンギンが二十匹ほどよちよちやってきた。さっきのペンギンに聞いたのかな、と思って、まだ食べたかったけど「よかったら一口」といって、お皿を出したら、みんな顔をふって、その代わりに歌いだした。そういえば、先頭で指揮をしているペンギンがさっきのペンギンに似ているな、と思って、なんとも涼しい気持ち。


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