2008.9.30.

かれこれ一週間ほど、なんとなく風邪をひいていて気分がよくないので、家でくつろいでいたら「こんちはー」と言って、ケーキがたくさん家に遊びに来た。ハロウィンのカボチャの陶器に入ったプリンとか、おなじみモンブランとかがワイワイ騒いでいる。

元気なケーキ達を見ていると自分も元気になる気がしていいなと思っていたら、数あるケーキの中にぼくの好きなナポレオン・パイもいたので、さらに胸を高鳴らせていたのだけど、急にケーキがわあっと叫んだ。よく見ると、ナポレオン・パイがミル・フィーユとけんかをしてポカポカなぐり合っている。

お互いに似ているから、どちらがどちらかがわかりにくかったので「プリンはプリンだって一目でわかるからいいね」とつぶやいたら、ケーキの目が一斉にプリンに向けられた。そのとたん、「しまった! まだハロウィンじゃない!!」という悲鳴があがって、あっという間にぼくと、床に散らばったパイ生地だけが取り残されている。パイ生地をちょっと口に運びながら、ハロウィンまでには風邪が治って欲しいと思った。


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