2008.1.8.

いつの間にか年が明けていたので大掃除をした。昨年末も大掃除をしたのだけど、部屋の半分がきれいになたこところで力尽きたので、今日は残りの半分。ところが、レゴのでっかい城を持ち上げてみたら、おびただしいほこりがあった。

こんなところをまともに掃除したら新年早々せきこんでしまうな、と思ったので、ためしに「ほこりが大好物な人、ちょっと来てー」と叫んでみた。すると少ししてから、茶色い毛のぼさぼさしたのがぼくの部屋に入ってきた。人ではないな、と思ったけど、ほこりを指して「どうぞ」と言うと、ぺこりと頭を下げてから「うまい、うまい」と言って食べている。

「こんなにおいしいほこりってありません。家族にも食べさせてあげたい」というので「どうぞ、どうぞ」と言うと、七分くらいして、茶色いぼさぼさがあと四人来た。おかげでほこりはぺろりとなくなったのだけど、四人も毛むくじゃらのが騒がしくしていたから部屋中がほこりっぽい。でも、ほこりを口にするたびにぼさぼさが喜びにあふれた歓声をあげるのを聞けたので、一年のスタートとしてはとてもいいと思った。


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